無料ダウンロード軍事のリアル (新潮新書) pdf

軍事のリアル (新潮新書)

によって 冨澤 暉

無料ダウンロード軍事のリアル (新潮新書) pdf - 軍事のリアル (新潮新書)をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には289ページあります。 軍事のリアル (新潮新書)は新潮社 (2017/11/16)によって公開されています。 この本は2017/11/16に発行されます。 軍事のリアル (新潮新書)は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ軍事のリアル (新潮新書)をダウンロードできます。

軍事のリアル (新潮新書) の詳細

以下は、軍事のリアル (新潮新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「軍事のリアル」というタイトルから想起される内容は人それぞれと思いますが、この本の著者は陸上自衛隊トップである幕僚長を経験した人だけに、現場の実情の話や戦術レベルの内容ではありません。また世界に共通する軍事全般に関する知識に関する本でもありません。この本は、まさに自衛隊の最上層部の立場の人から見た自衛隊の役割論です。たとえば、「集団的自衛権」と「集団安全保障」の違い、国権の発動である「自衛権」と刑法上の「正当防衛」の関係、政府が設置した安保法制懇が挙げた「集団的自衛権の4類型」に対する批判等々、国会での質疑に出てくるような難しい話が多い内容となっています。この本は、新潮社のウエブマガジン「フォーサイト」に月2本ずつ、2016年6月から2017年9月までの間に連載された原稿を抜粋・整理したものであり、全17章の構成になっているので、章ごとにさまざまな内容が書かれています。この分野に浅学の私にとっては、「我が意を得たり」という章、「なるほどそう考えるのか」と感心する章もある一方、中には「難しくてようわからん」という章もありました。常日頃、憲法第9条論議やPKO問題や集団的自衛権問題に関する国会論議に不毛なものしか感じない私にとっては、本書は興味深い部分も多々ありましたが、「この議論は世界各国の常識からみれば意味不明でしょうね」と改めて感じる部分もありました。(これは著者の責任ではなく、また本書に価値がないということではありません。むしろ、今の日本の憲法論議等がズレすぎているのです。)私にとっては、「集団的自衛権」と「集団安全保障」の違いなど、意識してこなかった視点を得ることができた本であり有益な本でしたが、その反面、自衛隊をめぐる法的論議に関する一定の予備知識を要する本と思われるので、誰にでもお薦めできる本とは思いません。もう少し、(私を含めて)一般の人にでもわかりやすい内容であってもよかったのかもしれないと思わせる本です。

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